今回は札幌の日常風景である「札幌市電」を魅力たっぷりに切り取った素敵な写真展をご紹介します。
2026年4月30日(木)から5月10日(日)のゴールデンウィーク期間中、札幌市中央区の「トラムニストギャラリー」にて、気鋭の鉄道写真家・横田幸多朗さんの個展「『電車通り』 ─札幌編・第三幕─」が開催。

札幌に移住して3年半になる横田さんが、過酷な冬の自然と都市の営みを繋ぐ市電をどのように捉えたのか。
その見どころや、会場周辺のおすすめスポットまでご紹介させていただきます。
目次
横田幸多朗さんってどんな写真家?
横田さんは1999年生まれ、埼玉県出身の写真家です。
実は、彼が生まれ育った埼玉県川島町は「鉄道の無い町」でした 。
そんな環境だったからこそ、鉄道という存在に強く惹かれたのかもしれません。
中学時代に野球部でのケガをきっかけにカメラを始め、現在は東京と札幌の2拠点で活動しています 。
野球経験で培った動体視力や空間把握能力は、時速数十キロで動く鉄道を的確にフレームに収める「動きもの」の撮影に存分に活かされています 。
デジタルとフィルムの融合・機材への愛
横田さんの写真の大きな魅力は、その深い陰影と色彩です。
最新のニコンのデジタル機材をメインにしつつも、フィルムカメラへの愛も深く、特に「思想強めのリバーサルフィルム」である富士フイルムの「ベルビア50」を愛用しています 。
これをあえて「+1段増感」で現像することで、雪景色のなかを走る市電の鮮やかな色彩が劇的に浮かび上がります 。
他人の機材を見てつい中古情報を検索してしまうという横田さんの、カメラという機械そのものへの愛とこだわりが詰まった作品群です。
今年の見どころ「第三幕」のテーマは?
今回の個展のキャッチコピーは「今年も電車と友達になろう!!」です 。
スマホの小さな画面ではなく、実際にギャラリーで「大型プリント」の現物を見る体験を大切にしています。
記録的な「ドカ雪」と力強い市電の姿
「第三幕」の最大のハイライトは、2026年1月に札幌を襲った記録的なドカ雪のなかで撮影された作品たちです 。
交通機関が麻痺するような大雪のなか、雪を跳ね飛ばして進むササラ電車(除雪用車両)や、雪壁の間を狭そうに、でも力強く走る市電の姿は必見です。
自然の猛威に負けずに都市のインフラを支える人々と車両のたくましさが、見事に切り取られています。
街のキャンバス!多様なラッピング車両
最近の札幌市電は、レトロな旧型車両から「シリウス」のような最新の低床LRTまで、新旧の車両が入り混じって走っているのが面白いところです 。
さらに、街のトレンドを映し出すラッピング車両も被写体としての魅力を引き立てています。
- ガンダム号: 「2026さっぽろ雪まつり」に合わせて運行されたラッピング車両 。
- ビッググループ ラッピング車両: 地元不動産企業によるスタイリッシュなデザイン 。
- 白いブラックサンダー: 北海道限定の銘菓がデザインされたポップな車両 。
真っ白な無彩色の雪景色と、カラフルなラッピング車両のコントラストは写真映え間違いなしです。
会場「トラムニストギャラリー」の魅力
今回の会場となる「トラムニストギャラリー」は、ただの展示スペースではありません。
建築家のアカサカシンイチロウ氏が古い住宅をリノベーションして作った、とてもおしゃれな複合ビル「トラムニストビル」の2階にあります 。
名前の由来は「路面電車(トラム)が通る道沿いにあるから」 。
ギャラリーで市電の写真を見ながら、窓の外からは本物の市電の走行音や振動が伝わってくるという、最高のロケーションなんです。
1階にはベイクショップ「bakeshop_amaoto」やワインバー「winebarlazo」も入っているので、写真を見たあとに美味しい焼き菓子やワインを楽しむこともできますよ 。
【開催概要】
今回の鉄道写真展の開催場所や日時は、以下のようになっています。
- 展覧会名: 横田幸多朗 鉄道写真展「『電車通り』 ─札幌編・第三幕─」
- 日時: 2026年4月30日(木)〜5月10日(日)11:00〜19:00(※月曜休廊、最終日は17:00まで)
- 会場: トラムニストギャラリー(札幌市中央区南5条西15丁目2-5 トラムニストビル2階)
- アクセス: 札幌市電「西線6条」より徒歩1分、地下鉄東西線「西18丁目」より徒歩10分
- 入場料: 無料
- 公式ページ:https://www.yokota-kotaro.com/works/8/
- 公式X:https://x.com/yokotaro____51
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/yokotaro____51/
まとめ:ゴールデンウィークはギャラリー
今回の写真展は、物価高などで大変なご時世でも皆さんに少しでも良い連休を過ごしてほしいという横田さんの思いから、「入場無料」で開催されます 。
また、会期中の平日16:30〜19:00、土日祝は11:00〜19:00(終日)、横田さんご本人がギャラリーに在廊されています 。
写真についての質問や、カメラ談義など、気さくにお話しできるチャンスですね。
市電に乗って「西線6条」電停で降りれば、会場はすぐそこ。
今年のゴールデンウィークは、ぜひトラムニストギャラリーにぶらりと立ち寄って、札幌の街と市電の新たな魅力に出会ってみてくださいね。
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