今回は文部科学省の先進的なプロジェクトである「教育課程柔軟化サキドリ研究校事業」に指定され、全国から注目を集めている札幌市立幌南小学校で開催される「第47回北海道小学校教育研究大会」をご紹介。

これからの激変する時代を生きる子どもたちに必要な力とは何か?

そしてそれを育む「新しい学校のカタチ」とは?そのヒントがぎゅっと詰まったイベントです。

今回は北海道小学校教育研究大会について詳しくまとめました。

そもそも「教育課程柔軟化サキドリ研究校」ってなに?

文部科学省は、子どもたち一人一人の個性や特性、背景に合わせた柔軟な学びを提供するため、次期学習指導要領に向けて「調整授業時数制度」の導入を検討しています。

この制度を先取りして試行・実践するのが、今回ご紹介する「サキドリ研究校事業」です。   

行政による一律の指示を待つのではなく、学校の判断で各教科の授業時数を10%程度を上限に調整し、そこで生まれた時間を、独自の「新教科」や「裁量的な時間」に充てることができる画期的な仕組みです。   

全国の指定校では、以下のようなユニークな取り組みが始まっています。

  • 神奈川県大磯小学校:地域の歴史や文化を深く学ぶため、社会科や生活科の時数を上乗せ。   
  • 東京都多摩第一小学校:全学年に1コマ30分の「たまいちタイム」を設け、児童主体の探究活動を展開。   
  • 奈良県広陵中学校:新教科「広陵探究」をつくり、地域課題の解決に向けた主体的な探究活動を実施。   

学校が自らカリキュラムを柔軟に編成し、それぞれの個性や強みを活かした「特色ある教育」を作る大きな第一歩となっています。   

幌南小学校の研究主題「しなやかに生きる子ども」

札幌市立幌南小学校(大宮健一校長)は、北海道の中でも質の高い授業研究を積み重ねてきたことで知られる、伝統ある研究推進校です。

同校が掲げる今回の研究主題は、「しなやかに生きる子ども」(副主題:他者とつながり合い、“愉しい”を見いだす学び)です。   

以前同校が取り組んでいた「I(アイ)を築く子ども」(自己の確立)というアプローチをさらに一歩進め、多様化する社会の中で、お互いのよさや違いを認め、つながり合いながら、しなやかにたくましく生きる力を育むことを目指しています。

同校の象徴である校木「しんじゅの木」のように、しっかりと大地に根を張りながらも、風にしなやかに枝葉を伸ばす子どもたちの姿が重なります。   

大会の実施概要&当日のスケジュール

この先進的な取り組みを丸ごと体感できるのが、2026年7月27日(月)に開催される研究大会です。

午前中は「子しんじゅタイム」の実践公開に加え、なんと全教科・全領域での公開授業が行われます。   

当日のスケジュール(2026年7月27日)

時間プログラム内容見どころ・詳細
08:00 〜 08:30午前受付当日受付はこちらからスタートします。
08:30 〜 09:00子しんじゅタイム(異学年交流)サキドリ研究校事業の目玉である、児童主体の異学年活動を公開
09:05 〜 09:501次公開授業国語、算数、理科、社会、生活、図工、音楽、家庭、体育、外国語、道徳、特活、特別支援など
10:05 〜 10:502次公開授業1次に続き、多角的なアプローチによる授業公開を行います
11:05 〜 12:45分科会「教材化」や「教師の立ち位置」について、参加者を交えた実践的な協議
12:45 〜 13:45昼食・休憩会場内での昼食・休憩時間です。
13:45 〜 14:00開会式・全体会全体での開会式を行います。
14:00 〜 15:30講演研究講師:秋田 喜代美 氏(学習院大学教授・東京大学名誉教授)
演題:「しなやかに生きる子どもを育てる~これからの時代に求められる学校創造~」
15:30 〜閉会式大会の締めくくりとなります。

参加・お申し込み方法

  • 日時:2026年7月27日(月)08:00〜15:30   
  • 参加費(資料代):一般 2,000円 / 学生 1,000円   
  • 募集期間:2026年5月28日(木)20:00 〜 7月21日(火)00:00   
  • 定員:制限なし   
  • 申込方法:以下の専用フォーム(Googleフォーム)より事前登録が必要です。 ⇒ お申し込みフォームはこちら
  • お問い合わせ:札幌市立幌南小学校(TEL: 011-521-0214 )   

会場へのアクセス・駐車場情報

会場となる札幌市立幌南小学校は、アクセス抜群の立地にあります。   

  • 市電(路面電車)を利用する場合: 札幌市電山鼻線「幌南小学校前停留場(SC15)」で下車、徒歩約2分!最もスムーズで確実なおすすめのルートです。   
  • バスを利用する場合: じょうてつバス空沼線「南22条橋(西岸)バス停」から徒歩約5分。   
  • 車を利用する場合: 高速道路「北郷IC」から約28分。学校の「駐車場案内図(2次案内)」によると、近隣のコインパーキング(Times南21西7やノルテパーク南19西7など、徒歩3〜4分)の利用が推奨されています。   

おわりに

学校が自ら学びをデザインし、子どもたちの未来の力を育む「教育課程の柔軟化」。

幌南小学校が提案する「社会性の育成」と「自己調整学習」が融合した教育実践は、これからの学校教育の新しいスタンダードを示すものになるでしょう。   

全国の教職員の皆様、教育関係者の皆様、ぜひこの機会に、未来の学校づくりに向けた熱い議論と素晴らしい子どもたちの姿を体感しに行きませんか?   

詳細は幌南小学校の公式ウェブサイトでも確認できますので、あわせてチェックしてみてください。 

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